売り買い拮抗、利益確定売り
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【市況】東証グロース(大引け)=売り買い拮抗、利益確定売り
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東証グロース市場は、午前は高い水準での推移が続いたが、日経平均株価が総じて小安い水準で推移するなかで新興市場でも次第に利益確定売りなどが優勢になり、下げに転じた。
後場にデータセクショが大きく売られ指数を下押したものの、個人投資家の手の内はよく「日替わり物色の動きは続いている」ようだ。下落していた銘柄も「25日線をめどに買い戻されている」といい、「過熱感はなく年初来高値を上抜く勢いはある」との声が聞かれた。
市場では「午前は消去法的な買いが入っていたが、ベッセント米財務長官が来週に来日する予定もあり、個人投資家も身動きが取りづらい」との声が聞かれた。
東証グロース市場250指数は6営業日ぶりに反落した。終値は前日比2.87ポイント(0.38%)安の748.48だった。グロース250とグロースCoreは反落。
グロース市場ではライフネットやサンバイオ、弁護士COMが下落した。一方、Aiロボやハートシード、エクサWizは上昇した。
値上がり銘柄数274、値下がり銘柄数296と、売り買いが拮抗した。
個別ではWill Smart、グロースエクスパートナーズ、ビーマップがストップ高。シリコンスタジオ、チームスピリット、TORICOは一時ストップ高と値を飛ばした。Cocolive、オプロ、イオレ、Aiロボティクス、グロービングなど27銘柄は年初来高値を更新。HOUSEI、オンデック、ファーストアカウンティング、コンヴァノ、ジンジブが買われた。
一方、データセクションがストップ安。INFORICHは年初来安値を更新。フライヤー、いつも、アジャイルメディア・ネットワーク、レナサイエンス、GreenBeeが売られた。