ダウ反落41ドル安、利益確定売りが重荷
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【市況】ダウ反落41ドル安、利益確定売りが重荷 |

4日のシカゴ日経平均先物は下落した。12月物は前週末比420円安の3万3050円で引けた。
この日は日経平均株価が下落したほか、米株式相場も軟調に推移。投資家のリスク回避姿勢が強まるとの見方からシカゴ市場の先物には売りが優勢となった。
NYダウは、材料に欠ける中を先週までの急上昇を受け5営業日ぶりに反落した。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て) 33050 ( -110 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て) 33050 ( -110 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7512.96(−16.39)
4日のFTSE100種総合株価指数は3営業日ぶりに反落した。前週末に比べ16.39ポイント(0.21%)安の7512.96で終えた。前週に相場が水準を切り上げていたため、利益確定などの売りが出やすかった。前週末に上昇が目立ったスイスのグレンコアや英アングロ・アメリカンといった資源株に売りが膨らんだ。原油先物相場の下落を受けてエネルギー株が下げたのも、重荷だった。
FTSEの構成銘柄では、産銅大手アングロ・アメリカンが3.74%安、資源大手グレンコアが3.07%安、同業リオ・ティントが2.70%安と売られた。
一方、一部金融機関が投資判断を引き上げたと伝わった航空機エンジン大手ロールス・ロイスは3.14%高、小売り大手JDスポーツ・ファッションは2.84%高、通信大手BTは1.98%高だった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 16404.76(+7.24)
4日のドイツ株価指数(DAX)は小幅に4日続伸し、前週末比7.24ポイント(0.04%)高の1万6404.76と7月末以来、約4カ月ぶりの高水準で終えた。欧州のインフレ鈍化が意識され、ドイツ長期金利が低下したことが投資家心理を支えた。不動産や消費財関連の銘柄に買いが入った。ただ、相場は高値圏で推移していることもあって利益確定などの売りも出やすく、指数上昇の勢いは限られた。
個別では、医薬大手メルクが1.92%高、分子診断大手キアゲンが0.87%高、ハノーバー再保険が0.78%高と買われた半面、航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズは2.42%安、医療機器のシーメンス・ヘルシニアーズは1.43%安、素材化学大手コベストロは1.33%安で取引を終えた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 7332.59(−13.56)
CAC40 7332.59(−13.56)
フランスCAC40種指数は0.18%安だった。
原油安やドル高を受けてコモディティー(商品)価格が下落し、資源株や鉱業株などに売りが広がった。
原油安やドル高を受けてコモディティー(商品)価格が下落し、資源株や鉱業株などに売りが広がった。