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値下がり優勢、投資家心理が悪化
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、投資家心理が悪化

 
東証グロース市場は前日の米株式相場の下落を受けて、投資家心理が悪化した。過熱感から調整ムードが継続しているプライム市場に比べ、個別の材料を手掛かりに個人の物色意欲は高く、売り買いが交錯した。
バイオベンチャーの一角などで売りが目立った。売買代金上位10銘柄の内8銘柄が上昇するなど、下げ幅は限定的だった。
市場では「指数が下値を切り上げる傾向が続いており、新興株を買う循環物色の流れが相場を支えているようだ」との声が聞こえた。
東証グロース市場250指数は反落した。終値は前日比1.09ポイント(0.14%)安の785.89だった。グロース250指数は小幅安。グロースCoreは下落。
グロース市場ではジーエヌアイやヘリオスが下落した。一方、Aiロボやインテグラルは上昇した。
 
値上がり銘柄数234、値下がり銘柄数337と、値下がりが優勢だった。
 
個別では情報戦略テクノロジー、アルファクス・フード・システム、Def consulting、フューチャーリンクネットワークがストップ高。イタミアート、博展、オプロ、イオレ、Aiロボティクスなど34銘柄は年初来高値を更新。メドレックス、QPS研究所、TENTIAL、リボミック、ENECHANGEが買われた。
 
 一方、イオレ、AppBankがストップ安。クリングルファーマ、ベストワンドットコムは年初来安値を更新。アプリックス、フィスコ、ビーマップ、TORICO、ホットリンクが売られた。