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反落スタート、トランプ氏の関税強化策に懸念
【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、トランプ氏の関税強化策に懸念
【寄り付き概況】
 
26日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比183円38銭安の3万8596円76銭。
 
前日の欧州株市場は高安まちまちの展開だったが、米国株市場では引き続きNYダウの上げ足が止まらず、3営業日連続で400ドルを超える上昇となり最高値圏を走っている。
 
米長期金利が4.2%台後半まで急低下しており、これが投資家のセンチメントを強気に傾けている。ただ、東京株式市場では前日の米株価指数先物の値動きなどを横目に日経平均が大幅高に買われていたこともあり、きょうは上値の重い状況に。日経平均は3万8000円台半ばで強弱観を対立させている。
 
また、トランプ次期米大統領は25日、中国からのほぼ全ての輸入品に対して追加で10%の関税をかけると自身のSNSに投稿した。中国からメキシコなどを経由し、合成麻薬「フェンタニル」が米国に流入していることへの対抗措置といい、リスク回避目的の売りが優勢となっている。
 
 
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
 
個別では、アドテストや東エレク、レーザーテクが安い。ファストリやソフトバンクグループ(SBG)が下落した。中外薬や三菱商、日立が売られた。一方、バンナムHDが高い。花王やZOZO、住友不が上昇した。