値下がり優勢、新興株にも売りが波及
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、新興株にも売りが波及
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東証グロース市場はトランプ次期米大統領が中国などへの関税強化を表明したことから日経平均株価が大幅安となり、新興株にも売りが波及した。一方、東証グロース市場250指数の下落率は日経平均(1.34%)よりは小さい。
市場関係者からは「新興市場は内需関連銘柄が多く海外要因の影響を受けにくいため、相対的に下値は堅かった」との声が聞かれた。
グロースCoreは軟調。東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前日比3.98ポイント(0.62%)安の634.20だった。
グロース市場ではカバーやクオリプスが下落した。一方、AbalanceやLAホールデは上昇した。
値上がり銘柄数184、値下がり銘柄数349と、値下がりが優勢だった。
個別ではログリーが一時ストップ高と値を飛ばした。レジル、LAホールディングス、アンビション DX ホールディングス、ベイシス、カイオム・バイオサイエンスなど7銘柄は年初来高値を更新。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、シャノン、Def consulting、キッズスター、JDSCが買われた。
一方、VRAIN Solution、ジンジブ、サンクゼール、ユナイテッド&コレクティブ、アルファクス・フード・システムなど10銘柄が年初来安値を更新。トリプルアイズ、BTM、フルッタフルッタ、データセクション、グリッドが売られた。