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続伸スタート、政局の不透明感が後退か
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、政局の不透明感が後退か
【寄り付き概況】
 

16日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比434円77銭高の4万8107円44銭。

 

前日の米株式市場では、NYダウが3日ぶりに小反落となった一方で、ナスダック総合株価指数は反発した。オランダの半導体製造装置大手であるASMLホールディング<ASML>が15日に発表した7~9月期の受注が市場予想を上回った。AI関連での投資意欲の高さが意識されるなかで、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3%近く上昇した。

 

米国でのハイテク関連株の上昇に加え、国内では自民党の高市早苗総裁と日本維新の会の吉村洋文代表が党首会談を行い、連立政権の構築に向けて政策協議を開始することで合意した。高市総裁が引き続き次期首相の有力候補であることには変わりない、との見方も手伝って、東京株式市場では主力株が総じて堅調な滑り出しとなっている。
 

東証株価指数(TOPIX)は続伸している。

 

個別では、トヨタや日産自など自動車が上昇している。東電HDなど電力株も高い。半面、第一三共や三井物が安い。

 

半導体部材の製造販売を手掛けるテクセンドフォトマスクが16日、東証プライム市場に上場した。買い気配で始まり、初値はまだ付いていない。