反発スタート、日米関税交渉巡る思惑買い
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【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、日米関税交渉巡る思惑買い
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17日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比66円61銭高の3万3987円01銭。
前日の米国株市場ではハイテク株を中心に大きく売り込まれたことを受け、東京株式市場でもリスク回避目的の売りが出ているが、一方で買い戻しも観測される状況にある。半導体大手エヌビディア<NVDA>やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>などが大幅な下げに見舞われたが、東京株式市場では半導体関連を中心に空売りの買い戻しが入っている。
赤沢経財相が米国との協議において「為替について議論が出なかった」と発言したことを受けて、朝方は強含んでいた円相場が一時1ドル=142円半ばまで下落した。円相場の下落に歩調をあわせ、海外投機筋が株価指数先物に断続的な買いを入れていることも日経平均を押し上げている。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、ファストリやアドテスト、テルモが上昇している。一方、ニトリHDやキーエンス、信越化が下落している。