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値下がり優勢、弱含みの展開
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、弱含みの展開

 
東証グロース市場は弱含みの展開。開発中の外傷性脳損傷薬の承認取得時期が後ずれする見通しを示したサンバイオが制限値幅の下限(ストップ安水準)まで売られ、指数を下押しした。サンバイオ単独で指数を6ポイントほど押し下げた。新興株はこのところ上昇が続いていたため、利益確定売りも出やすかった。
東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前日比10.22ポイント(1.35%)安の747.14だった。グロース250とグロースCoreはともに反落。
グロース市場ではジーエヌアイやMTGが下落し、アストロHDやQPS研究所などの宇宙関連が上昇した。
 
26日に東証グロース市場に上場したエータイは公開価格(1510円)を1037円(68.67%)上回る2547円で初値を付け、午前は初値比392円(15.39%)高の2939円で終えた。市場では「新規株式公開(IPO)銘柄に個人投資家の関心が向かい、グロース市場に上場する既存の銘柄から資金が流出しやすい」との指摘もあった。
 
値上がり銘柄数231、値下がり銘柄数326と、値下がりが優勢だった。
 
個別ではアミタホールディングス、GA technologies、ベガコーポレーション、FFRIセキュリティ、アドバンスト・メディアなど22銘柄が年初来高値を更新。YCPホールディングス(グローバル)リミテッド、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、リンカーズ、AppBank、ヘリオスが買われた。
 
 一方、サンバイオがストップ安。デリバリーコンサルティングは一時ストップ安と急落した。ウェルネス・コミュニケーションズは年初来安値を更新。トヨコー、GreenBee、TDSE、デジタルプラス、グローバルウェイが売られた。