値下がり優勢、利益確定売り
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【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、利益確定売り
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東証グロース市場は利益確定売りに押される展開となった。
指数は年初来高値圏での推移が続き、時価総額の大きい主力銘柄には目先の利益を確定する売りが優勢だった。外国為替市場で円相場が円安・ドル高基調で推移し、投資家の物色が東証プライム市場に上場する大型株に向きやすかったことも重荷だった。
グロース250やグロース市場指数は引き続き高値圏に位置しており、「売りが出やすい状態にある」とされる。さらに、個人投資家の買いの一部はプライム市場のステーブルコイン関連銘柄などに向かったとされ、グロース市場全体では6割の銘柄が下落して終わった。ただ「材料がなくても直近高値を抜くと買いが集まるなど、個別ににぎわう銘柄は見られた」といい、「個人は引き続き元気」なようだ。
7日の東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比7.21ポイント(0.92%)安の778.68だった。グロース250、グロースCoreは下落。
グロース市場ではフリーやMTG、インテグラルが下落した。一方、トライアルやQPS研究所、テンシャルが上昇した。
値上がり銘柄数201、値下がり銘柄数379と、値下がりが優勢だった。
個別ではDef consulting、サイバー・バズ、TORICOがストップ高。L is B、情報戦略テクノロジー、コージンバイオ、博展、オプロなど27銘柄は年初来高値を更新。アプリックス、トライアルホールディングス、サイエンスアーツ、HYUGA PRIMARY CARE、マクアケが買われた。
一方、イオレ、AppBank、フューチャーリンクネットワークがストップ安。ベストワンドットコムは年初来安値を更新。Birdman、ビーマップ、イタミアート、ENECHANGE、BlueMemeが売られた。