売り買い拮抗、投資家は様子見姿勢
【市況】東証グロース(大引け)=売り買い拮抗、投資家は様子見姿勢
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東証グロース市場は朝小高く始まった後は、前日終値を挟んで上下に小動きとなった。一日を通して値上がり銘柄と値下がり銘柄の数は拮抗(きっこう)していた。 プライム市場では、企業の決算発表が一段落したことに加え、日米の金融政策の先行きが不透明なことから、「投資家は様子見姿勢」といい、日経平均株価は小康状態だった。一方、「値動きを求めて新興市場に買いが入りやすくなっている」との声も聞かれ、グロース市場の売買代金は伸びた。
グロースCoreは小幅安。東証グロース市場250指数は反落した。終値は前日比0.83ポイント(0.13%)安の634.81だった。
グロース市場ではGENDAやカバー、フリーが下落した一方、トライアルやインテグラル、タイミーが上昇した。
値上がり銘柄数273、値下がり銘柄数272と、売り買いが拮抗した。
22日に東証スタンダード市場に新規上場したガーデンは公開価格(3200円)を140円(4.37%)下回る3060円で初値をつけた。寄り付き直後は3080円まで買われたが、その後は利益確定売りに押される場面が目立った。終値は2895円と初値を大きく下回った。
個別では、オルツ、HOUSEI、フィードフォースグループ、T.S.Iがストップ高。雨風太陽は一時ストップ高と値を飛ばした。レジル、Schoo、LAホールディングス、アンビション DX ホールディングス、アズームなど14銘柄は年初来高値を更新。カイオム・バイオサイエンス、ストリームメディアコーポレーション、Chordia Therapeutics、Solvvy、オンコリスバイオファーマが買われた。
一方、ジンジブ、マテリアルグループ、アミタホールディングス、ユナイテッド&コレクティブ、ビープラッツなど10銘柄が年初来安値を更新。Def consulting、アジャイルメディア・ネットワーク、Hmcomm、クオリプス、Finatextホールディングスが売られた。