兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

値下がり優勢、手じまいの売り
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、手じまいの売り

 
東証グロース市場は直近で上昇が目立っていた銘柄の一部に手じまいの売りが出た。日経平均株価は朝安後上げに転じ、大引けにかけて一段高となったが、新興市場銘柄への買いの波及は特にみられなかった。
グロース市場の騰落銘柄比率は値下がりが53%、値上がりが40%。市場関係者は「金利上昇によって、株価収益率(PER)が高い銘柄が多い新興市場銘柄は割高感が意識された」と指摘。きょうの東京株式市場では、投資家の物色対象として選ばれづらかったという。
市場では「グロース250指数が25日移動平均を下回る場面では押し目買いが入りやすく、先行きを強気に見る個人投資家が多いようだ」との声が聞かれた。
東証グロース市場250指数は3日続落した。終値は前日比2.62ポイント(0.34%)安の776.06だった。
 
グロース市場ではQPS研究所やキャンバスが下落した。一方、アクセルHDやリベラウェアは上昇した。
値上がり銘柄数243、値下がり銘柄数328と、値下がりが優勢だった。
 
個別ではビーマップ、AeroEdgeが一時ストップ高と値を飛ばした。トライアルホールディングス、オプロ、Aiロボティクス、リネットジャパングループ、勤次郎など22銘柄は年初来高値を更新。コンヴァノ、アクセルスペースホールディングス、インバウンドプラットフォーム、デジタリフト、トヨコーが買われた。
 
 一方、TORICOがストップ安。LOIVE、ビーブレイクシステムズ、ベストワンドットコムは年初来安値を更新。AppBank、Def consulting、メドレックス、イタミアート、キャンバスが売られた。