反落、米利下げ観測後退や利益確定売り
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【市況】東京株式(寄り付き)=反落、米利下げ観測後退や利益確定売り
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30日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比161円38銭安の5万1146円27銭。
29日の米株式市場では、NYダウは5日ぶりに反落した一方、ナスダック総合株価指数は5日続伸し最高値を連日で更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)では2会合連続で政策金利を0.25%引き下げることが決まり、12月1日のQT(量的引き締め)終了も公表された。パウエル議長は記者会見で、12月のFOMCでの利下げに関しては規定路線ではないと表明。これを受けて米金利が上昇し、主力株の重荷となった。半面、エヌビディア<NVDA>が買われ時価総額が史上初の5兆ドル台に達したほか、半導体関連株は総じて堅調だった。東京株式市場では前日にアドバンテストがストップ高を演じ日経平均を押し上げたが、その反動があって下落スタートとなった。
ただ、ドル円相場は1ドル=152円台後半と前日の夕方に比べてドル高・円安方向に振れており、日本株の下値を支える要因となっている。
東証株価指数(TOPIX)は小反発で始まり、前日終値を挟んで一進一退となっている。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やファストリ、ディスコは下落している。一方、アドテストやフジクラは上昇している。










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