兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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堅調展開か
【オープニングコメント】
堅調展開か
 
25日の東京株式市場は、堅調な展開が続きそう。
日経平均株価の予想レンジは、3万5000円-3万5800円を想定。(24日終値3万5039円15銭)
米国株は上昇。ダウ平均は486ドル高の40093ドルで取引を終えた。
現地24日の米国株高を受けて、朝方から買い優勢スタートが見込まれる。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の半ば(24日は142円57-59銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の半ば(同162円24-28銭)と小動き。訪米中の加藤勝信財務相は現地24日、ベッセント米財務長官との会談で、為替水準の目標は話題にならなかったとしている。
為替相場の落ち着きもあり、輸出関連銘柄を中心にしっかりした値動きとなりそう。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比540円高の3万5570円だった。


【好材料銘柄】 

■松井建設 <1810>
前期経常を52%上方修正。

■不二サッシ <5940>
前期経常を一転24%増益に上方修正、配当も5円増額。

■富士通 <6702>
今期最終は77%増で2期ぶり最高益、2円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の6.75%にあたる1億2000万株(金額で1700億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月1日から26年3月31日まで。

■大井電気 <6822>
前期経常を31%上方修正。

■フタバ産業 <7241>
今期経常は20%増益、前期配当を3円増額・今期は2円増配へ。

■アビックス <7836>
前期経常を2.1倍上方修正。

■チヨダ <8185>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.40%にあたる190万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月1日から9月30日まで。取得した自社株は10月31日付で全て消却する。

■売れるネット広告社グループ <9235>
子会社の売れる越境EC社が中国・バイトダンスの最新ECモデル「TikTok Shop」運営代行サービスを6月から提供開始。

■東洋テック <9686>
中期経営計画を策定。28年3月期にEBITDA25.6億円(25年3月期計画は13.2億円)を目指す。また、配当方針を「株主資本配当率(DOE)3.0%を下限として配当性向50%をメドに安定配当」に変更。DOEを新たに採用する。


【主な経済指標・スケジュール】
 
25(金)
【国内】
4月東京都区部消費者物価指数(CPI)(8:30)
3月全国百貨店売上高(14:30)
配当・優待権利付き最終売買日
《決算発表》
キーエンス、信越化、第一三共、デンソー、アドバンテ、豊田織機、野村HD、アステラス薬、日東電、アイシン、ヒューリック、富士電機、日立建、きんでん、山崎パン、ミスミG、トヨタ紡織、スカパーJSA、MARUWA、ジェイテクト、富通ゼネ、豊田合、ゼオン、相鉄HD、東製鉄、アンリツ、菱鉛筆、AREH
 
【海外】
《米決算発表》
シュルンベルジェ、フィリプス66、アッヴィ、コルゲート・パルモリブ
 
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。