兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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様子見展開か

様子見展開か
 



 
【日経平均】
38442円00銭(▲338円14銭=0.87%)
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【TOPIX】
2689.55(▲26.05=0.96%)
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【グロース250】
635.47(▲2.71=0.42%)
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【プライム売買高】19億0550万株(▲8億4039万株)
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【売買代金】4兆3369億円(▲2兆1707億円)
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【値上がり銘柄数】703(前日:744)
【値下がり銘柄数】895(前日:823)
【新高値銘柄数】27(前日:59)
【新安値銘柄数】50(前日:12)
【25日騰落レシオ】94.03(前日:94.04)
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■本日のポイント
 
 1.日経平均は反落、リスク回避の地合いで一時760円安
 2.トランプ氏が中国などの追加増税言及、警戒感高まる
 3.売り一巡後は機関投資家の配当再投資などで下げ渋る
 4.日経平均は終盤に戻り足を強め、後場の高値圏で着地
 5.値下がり銘柄は全体の54%、売買代金4兆円を超える
 
 
 
(1)安値は3万8020円までで3万8000円は割り込まなかった
(2)大引けが後場の高値となった
(3)前日の上げ分(496円高)を消失するまでの下げにはならなかったーことなどは期待の持てる動き。
 
 
本日は11月開催のFOMC議事要旨が公表される。次回12月(17日〜18日)のFOMCで利下げがスキップされるとの見方が浮上してくるようだとマーケットが混乱しそうだが、そこまでの議論になっていなければ、市場は12月の利下げを織り込みに行く。議事要旨が米長期金利の低下を促し、改めてリスク選好ムードを高めてくれる展開に期待したい。
 
米国市場は28日が感謝祭で休場となり、翌29日は短縮取引となる。海外勢のフローが減少傾向にあるなか、トランプ氏による関税表明による影響を織り込んだとは言えず、今後も発言などに警戒しながらの動きを余儀なくされるだろう。そのため、外部環境の影響を受けにくい中小型株などでの短期的な値幅取り狙いに向かわせそうだ。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
 
39171.01  ボリンジャー:+1σ(25日)
38954.21  均衡表転換線(週足)
38798.10  均衡表基準線(日足)
38666.49  25日移動平均線
38635.93  均衡表雲上限(日足)
38607.60  200日移動平均線
38523.43  均衡表転換線(日足)
38465.70  26週移動平均線
 
38442.00  ★日経平均株価26日終値
 
38383.16  6日移動平均線
38352.81  13週移動平均線
38161.98  ボリンジャー:-1σ(25日)
38077.27  75日移動平均線
37657.47  ボリンジャー:-2σ(25日)
37527.67  均衡表雲上限(週足)
37341.30  ボリンジャー:-1σ(13週)
37152.96  ボリンジャー:-3σ(25日)
37077.81  ボリンジャー:-1σ(26週)
36791.45  均衡表基準線(週足)
36329.78  ボリンジャー:-2σ(13週)
35787.71  均衡表雲下限(週足)
 
ローソク足はマドを空けて陰線で終了。下降中の25日移動平均線を下放れ、上ヒゲのない「陰の寄り付き坊主」を描いて強い売り圧力を窺わせた。一方、長い下ヒゲは節目の38000円に届かず、下値での買い需要を確認する形となった。10月24日の直近ボトム37712.19円以降は11月1日安値37946.66円、21日安値37945.21円、本日安値38020.08円と緩やかな下値切り上げが続いており、本日は下落したが38000円処の値固めは着実に進んでいる模様だ。