値上がり優勢、個人投資家がリスク選好姿勢
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【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、個人投資家がリスク選好姿勢
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東証グロース市場は前日の米株式市場でハイテク株などが上昇した流れを引き継ぎ、日経平均株価が5万円台を回復した。個人投資家がリスク選好姿勢を強め、新興市場でも買いが優勢だった。
市場では「新規株式公開(IPO)銘柄が呼び水となり、新興市場にも資金が流れている」との声が聞こえた。
米国系中心に海外投資家は「感謝祭休暇モード」になっているとされ、プライム市場の売買代金は5兆円を割るなど薄商いだった。一方、グロース市場の売買代金は前日よりやや増えており、海外勢不在の中、個人の資金は少ない注文でも株価が動きやすい小ぶりの銘柄に向かったとみられる。「ソフトバンクGの上昇が個人のマインドを上向かせた」との指摘もあった。
東証グロース市場250指数は続伸した。終値は前日比10.38ポイント(1.52%)高の695.05だった。グロース250とグロースCoreは上昇。
グロース市場ではFFRIやタイミーが上昇した。一方、Aiロボや情報戦略テクは下落した。値上がり銘柄数400、値下がり銘柄数178と、値上がりが優勢だった。
27日に東証グロース市場に新規上場したヒュマメイドは9時19分に公開価格(3130円)を310円(9.90%)上回る3440円で初値を付けた。終値は初値比105円(3.05%)高の3545円だった。
個別ではトランスジェニックグループ、Schoo、免疫生物研究所がストップ高。豆蔵は一時ストップ高と値を飛ばした。情報戦略テクノロジー、技術承継機構、カヤック、ブレインズテクノロジー、アジアクエストなど15銘柄は年初来高値を更新。データセクション、オンコリスバイオファーマ、Ridge-i、地域新聞社、ティアンドエスグループが買われた。
一方、Amaziaがストップ安。PostPrime、ダイナミックマッププラットフォーム、スパイダープラス、ハイブリッドテクノロジーズ、ステムセル研究所など6銘柄は年初来安値を更新。関通、ジェイフロンティア、ノースサンド、TORICO、CaSyが売られた。










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