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値上がり優勢、内需株の多い新興市場では買い
【市況】東証グロース(前引け)=値上がり優勢、内需株の多い新興市場では買い

 
東証グロース市場は米半導体株安の影響で、半導体関連銘柄の寄与度が大きい日経平均株価が下落する一方で堅調に推移した。外国為替市場で円安・ドル高が一服するなか、為替の影響を受けにくい内需株の多い新興市場では買いが優勢となる銘柄が多かった。
 
東証グロース市場250指数は続伸した。前引けは前日比13.25ポイント(1.80%)高の747.99だった。
グロース市場では今期の業績見通しを公表したデータセクが制限値幅の上限(ストップ高水準)まで気配値を切り上げ、大手証券の投資判断引き上げが材料視されたMTGが上昇した。一方、タイミーやTKPは下落した。
値上がり銘柄数386、値下がり銘柄数173と、値上がりが優勢だった。
 
個別ではWill Smartがストップ高。イメージ情報開発、INCLUSIVEは一時ストップ高と値を飛ばした。インフォメティス、dely、ベガコーポレーション、エータイ、リップスなど19銘柄は年初来高値を更新。TDSE、GreenBee、トリプルアイズ、ELEMENTS、MTGが買われた。
 
 一方、Chordia Therapeutics、ビザスク、日本ホスピスホールディングスが年初来安値を更新。TORICO、サイエンスアーツ、ビーマップ、バリュークリエーション、ククレブ・アドバイザーズが売られた。