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値上がり優勢、投資家心理が改善
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、投資家心理が改善

 
東証グロース市場は前日の米株式相場の上昇などを支えに投資家心理が改善し、新興市場でも買いが優勢だった。グロースの主力株の一角や好決算を発表した銘柄の上昇も目立った。
 
米政権による高関税政策の一部に軌道修正の動きが見られ、前日の米主要株価指数はそろって続伸した。米株市場の上昇を受け新興市場でも投資家の過度な不安心理がやや後退し、グロース250は一時前日比2%以上上昇した。
市場関係者は「新興市場は関税影響を受けにくく、心理さえ改善すれば買いは入りやすい」と分析。個別の買い材料を手掛かりに主力株の一角に買いが集まった。
東証グロース市場250指数は4日続伸した。終値は前日比6.95ポイント(1.10%)高の640.87だった。グロースCoreは反発。
 
グロース市場ではABEJA、トライアルが上昇した。一方、クオリプス、ベースフードが下落した。
値上がり銘柄数339、値下がり銘柄数226と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、VRAIN Solution、フライヤー、エコモット、プロディライトがストップ高。オルツ、イメージ情報開発、キッズウェル・バイオ、ABEJA、TWOSTONE&Sonsは一時ストップ高と値を飛ばした。Cocolive、MFS、ククレブ・アドバイザーズ、Synspective、イントランスなど23銘柄は年初来高値を更新。日本ナレッジ、ライズ・コンサルティング・グループ、ワンダープラネット、バリュークリエーション、WACULが買われた。
 
 一方、Globeeが一時ストップ安と急落した。ロゴスホールディングスは年初来安値を更新。ソーシャルワイヤー、マテリアルグループ、ベースフード、GRCS、GLOEが売られた。