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値下がり優勢、輸出規制や関税強化が警戒
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、輸出規制や関税強化が警戒

 
東証グロース市場は米政権による対中半導体の輸出規制や関税強化が警戒されるなか、日経平均株価が下落。国内の新興市場にも売りが優勢となった。朝方は前日終値近辺での値動きが続いたが、午後はオランダ半導体製造装置大手ASMLの低調な決算内容を嫌気し、半導体関連銘柄主導で下げ幅を拡大した日経平均株価の値動きに追随した。
市場関係者は「景気減速を懸念したリスク回避姿勢が、このところ落ち着きを見せていた中小型株市場にも波及した」との見方を示していた。
グロースCoreは下落。東証グロース市場250指数は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比11.06ポイント(1.73%)安の629.81だった。グロース市場ではカバーやタイミー、トライアルが下落した。一方、ボードルアやライフネット、スカイマークは上昇した。
値上がり銘柄数181、値下がり銘柄数396と、値下がりが優勢だった。
 
 個別ではファンデリーがストップ高。地域新聞社、Sapeet、プロディライト、CRGホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。Cocolive、Aiロボティクス、トラストホールディングス、TalentX、ZenmuTechなど24銘柄は年初来高値を更新。ディジタルメディアプロフェッショナル、TORICO、POPER、コラボス、ビーマップが買われた。
 
 一方、ロゴスホールディングスが年初来安値を更新。イメージ情報開発、カバー、visumo、TWOSTONE&Sons、ソーシャルワイヤーが売られた。