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小幅続落スタート、政治の不透明感が重荷
【市況】東京株式(寄り付き)=小幅続落スタート、政治の不透明感が重荷
【寄り付き概況】
 
22日の日経平均株価は小幅に続落して始まった。始値は前日比21円安の3万8933円60銭。
 
前日の欧米株市場が総じて軟調な値動きとなり、リスク回避の流れが意識されやすいものの、米10年債利回りが4.2%近辺まで上昇したことを受け外国為替市場でドル高・円安が急速に進んだことが、ハイテクセクターを中心に追い風となっている。アドバンテストなど半導体関連の一角は高い。21日の米株式市場でエヌビディアが上場来高値を更新した。米ハイテク株高を受けた買いが先行している。
トヨタやマツダなどの自動車株の一角に資金が向かっている。
 
ただ、日経平均3万9000円台に入ると戻り売り圧力も強く、足もと上値は限定的とみられている。一方、下値に対しても抵抗力を発揮し、目先強弱観対立の中できょうは比較的狭いレンジでの往来が予想されるだろう。 
 
国内債券市場でも長期金利は上昇しており、株式の相対的な割高感を意識した売りが上値を抑えている。
 
東証株価指数(TOPIX)も続落している。
 
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やファストリなどの値がさ株が下げ、アステラスや中外薬などの医薬品株の一角も売りに押された。
一方、TDKやリクルートが買われたほか、川崎汽船や商船三井などの海運株は上昇している。