兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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上値の重い展開か
【オープニングコメント】
上値の重い展開か


30日の東京株式市場は、米利下げ継続観測の後退や時間外でのマイクロソフトとメタの値下がりを受けて、日経平均株価が上値の重いスタートとなりそうだ。

 

日経平均株価の予想レンジは、5万800円-5万1600円を想定。(29日終値5万1307円65銭)

ダウ平均とS&P500が下落した一方、ナスダックは上昇。ダウ平均は74ドル安の47632ドルで取引を終えた。

 

前日は好決算のアドバンテストが急騰した影響で1000円超値上がりしており、同社株を中心とするAI(人工知能)半導体関連銘柄への押し目買いが指数を支えられるかが注目される。

 

為替はパウエル議長の会見を受けて円安・ドル高となり、1ドル=152円台後半にある。また、日銀の金融政策決定会合は政策金利の据え置きが見込まれ、通常通りであれば昼ごろに結果が発表される。

 

29日のシカゴ日経平均先物(円建て)は5万1100円で同日の日経平均終値(5万1307円)よりも安く、30日午前7時台のCFD(差金決済取引)は5万1000円を下回る水準で推移している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所清算値比235円高の5万695円だった。



 

【好材料銘柄】  

 

■エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート <3850> 

上期経常が4.4倍増益で着地・7-9月期も98%増益。

 

■AREホールディングス <5857>

今期最終を34%上方修正、配当も40円増額。

 

■かわでん <6648> 

今期経常を一転50%増益に上方修正・34期ぶり最高益、配当も100円増額。

 

■NEC <6701>

上期最終が5.4倍増益で着地・7-9月期も2.8倍増益。また、テレコム・ブロードバンド事業者向けソフトウェア企業である米CSGシステムズ・インターナショナル<CSGS>の全株式を取得し子会社化する。取得価額は約4417億円。

 

■フェローテック <6890> 

シティインデックスイレブンスが29日付で大量保有報告書を提出。シティインデックスイレブンスと共同保有者のフェローテク株式保有比率は5.31%となり、新たに5%を超えたことが判明した。

 

■日本アビオニクス <6946> 

今期経常を26%上方修正・最高益予想を上乗せ。

 

■大和自動車交通 <9082> 

上期経常を2.5倍上方修正、通期も増額。また、タクシーアプリを展開するS.RIDEおよび国際自動車とそれぞれ業務提携。

 

■Genky DrugStores <9267>

7-9月期(1Q)経常は29%増益で着地。

 

■日本通信 <9424>

地銀ネットワークサービスと「本人確認サービス(共同対応版)」の提供で合意。セキュリティプラットフォームであるFPoSライブラリを活用し、金融機関の本人確認業務を支援。


【主な経済指標・スケジュール】

 

30(木)

【国内】

植田日銀総裁会見

日銀「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)

《決算発表》

日立、JT、富士通、武田、OLC、パナソニックH、JR東日本、ルネサス、NRI、コナミG、京セラ、アステラス薬、関西電、日本酸素、大ガス、富士電機、イビデン、ANA、JAL、東電力HD、積水化、協和キリン、阪急阪神、MonotaRO、小野薬、野村不HD、双日、ヤマトHD、NSSOL、東北電、日清粉G、DMG森精、電通総研、コクヨ、ノジマ、トプコン、ゼオン、四国電、大特鋼、明電舎、相鉄HD、住電設、アンリツ、メイテックGHD、東海理化、シンプレクスH、日本M&A、住友理工、システナ

 

【海外】

米中首脳会談

ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)

米7-9月期GDP速報値(21:30)

《米決算発表》

アップル、アマゾン、イーライリリー、マスターカード、メルク、クアンタ・サービシーズ、バイオジェン、エスティ・ローダー、ファースト・ソーラー、フォックス




※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。