兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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堅調展開か

堅調展開か





 
 
Market Data
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【日経平均】
34220円60銭(▲59円32銭=0.17%)
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【TOPIX】
2532.12(△3.19=0.13%)
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【グロース250】
658.73(▲8.80=1.32%)
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【プライム売買高】14億3059万株(△659万株)
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【売買代金】3兆2839億円(△1980億円)
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【値上がり銘柄数】1113(前日:653)
【値下がり銘柄数】483(前日:937)
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【新高値銘柄数】147(前日:148)
【新安値銘柄数】2(前日:6)
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【25日騰落レシオ】95.84(前日:96.95)
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■本日のポイント
 
 1.日経平均は続落も底堅さ発揮する展開に
 2.パウエルFRB議長解任検討の報道で米株急落
 3.前日の米株波乱と円高も内需株が強さを発揮
 4.値上がり銘柄数が7割占め、TOPIXは小幅上昇
 5.売買代金は3兆2000億円台、低調な商いが続く
 
 
昨日の米国市場はトランプ大統領によるFRB議長解任発言などを受けてダウ平均は4日続落した。トランプ氏が利下げを行わない同議長を批判。公然と辞任を要求したことで市場には不透明感が広がった。関税によるインフレを抑えるために利下げを見送っているところだが、FRB議長を交代させて利下げを実施すればインフレが再燃しかねない。
市場は景気減速下のインフレ(スタグフレーション)を嫌っており、やや過剰気味ではあるがトランプ発言に反応してしまったようだ。
 
国内で注目度の高い企業の決算が連日で出てくる。あすは引け後にファナックが発表を予定している。今回は「トランプ関税」リスクが読みづらく、今期の見通しが出せない企業が多くなることへの警戒が強い。ただ、そのような局面だけに、企業のIR姿勢が大きく注目される。投資家の不安を払しょくすることに成功した企業の株価は、市場から高い評価を受ける公算が大きい。そのような企業が多く出てくることを期待したい。
 
 なお、本日の米国の引け後にはテスラが決算発表を予定している。第2期トランプ政権で重用されたイーロン・マスク氏はその言動がアメリカだけでなく世界をかき乱しており、テスラ車の不買運動なども発生している。
現状で業績期待は高くないと思われるが、時間外の反応がかなり弱かった場合には、あすの日本株市場にネガティブな影響が出てくる可能性がある点には注意を要するだろう。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(22日現在)
 
37520.15  75日移動平均線
37357.53  均衡表雲下限(日足)
37272.03  均衡表雲上限(週足)
37201.66  ボリンジャー:+1σ(25日)
36807.39  13週移動平均線
36791.45  均衡表雲下限(週足)
36053.02  ボリンジャー:-1σ(26週)
35617.56  新値三本足陽転値
35595.49  均衡表基準線(週足)
35237.27  25日移動平均線
34797.44  ボリンジャー:-1σ(13週)
34639.35  均衡表転換線(週足)
34506.72  均衡表基準線(日足)
34299.39  6日移動平均線
 
34220.60  ★日経平均株価22日終値
 
34175.35  ボリンジャー:-2σ(26週)
33539.82  均衡表転換線(日足)
33272.89  ボリンジャー:-1σ(25日)
32787.49  ボリンジャー:-2σ(13週)
32297.67  ボリンジャー:-3σ(26週)
31308.51  ボリンジャー:-2σ(25日)
30777.54  ボリンジャー:-3σ(13週)
 
 
ローソク足は陽線を描いたが、高値と安値も昨日から切り下がって上値の重さを窺わせた。終値は下向きに転じた5日移動平均線を下回って戻り一服の形状。5日線上方では右肩下がりの25日線や13週線が大勢下落を示唆していることもあり、明日以降も5日線の下降が続き、4月7日安値30792.74円を直近ボトムとする値戻しから売り圧力再燃に相場局面が移るリスクにも留意が必要となろう。