売り買い拮抗、投資家心理の改善
【市況】東証グロース(大引け)=売り買い拮抗、投資家心理の改善
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東証グロース市場は大幅高で始まり、その後もプラス圏で推移。小幅高で取引を終えた。米経済のソフトランディング(軟着陸)期待の高まりを背景にした前週末の米株高の流れを引き継ぎ、7日の日経平均株価が大幅高となるなか、新興株市場でも投資家心理の改善を映した買いが優勢だった。ただ、物色の矛先は東証プライム市場に上場する銘柄に向かったため、上値追いの動きは限られた。
「新興市場には、大きく指数を押し上げるほどの買い材料はない」といい、出来高、売買代金ともに伸び悩んだ。
グロースCoreは反発。東証グロース市場250指数も反発した。終値は前週末比2.81ポイント(0.43%)高の650.01だった。
グロース市場ではGENDAやジーエヌアイ、インテグラルが上昇した。一方、トライアルやフリー、タイミーは下落した。
値上がり銘柄数269、値下がり銘柄数282と、売り買いが拮抗した。
個別では、コラボスがストップ高。シェアリングテクノロジー、日本情報クリエイト、INTLOOPなど4銘柄は年初来高値を更新。ALiNKインターネット、ネットスターズ、アスア、MFS、Delta-Fly Pharmaが買われた。
一方、タイミー、ROXX、キッズスター、ミラタップ、データホライゾンなど8銘柄が年初来安値を更新。Liberaware、データセクション、モダリス、サイバー・バズ、イシンが売られた。