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売り買い拮抗、新興株には循環的な買い
【市況】東証グロース(大引け)=売り買い拮抗、新興株には循環的な買い

東証グロース市場は反発。後場、日銀の金融政策決定会合を受けて全般相場に連動して売られる場面があったが、すぐに切り返した。
日経平均株価が反落し、大型株が調整色を強めた一方、新興株には循環的な買いが入った。日銀は19日まで開いた金融政策決定会合で保有する上場投資信託(ETF)を売却する方針を決定した。これを受けて、日経平均株価が大幅安になるとともに新興株も弱含む場面があったが、買い直され、高値引けとなった。

市場では「大型株優位の相場がこのところ続いたが、日銀の決定を機に大型株の調整色が強まり、新興の中小型株に循環的な買いが入ったようだ」との見方があった。

東証グロース市場250指数は3日ぶりに反発した。終値は前日比11.46ポイント(1.50%)高の772.99だった。グロース250、グロースCoreはともに反発。
グロース市場では、外傷性脳損傷の治療製品「アクーゴ」について、米食品医薬品局(FDA)と第3相臨床試験の方式について合意したと明らかにしたサンバイオが急伸し、指数を押し上げた。リベラウェアやQPS研究所も上昇した。一方、タイミーやDGは下落した。
値上がり銘柄数283、値下がり銘柄数295と、売り買いが拮抗した。
 
個別ではビートレンド、Institution for a Global Societyがストップ高。ジェネレーションパスは一時ストップ高と値を飛ばした。カウリス、マテリアルグループ、WOLVES HAND、オプロ、サンクゼールなど20銘柄は年初来高値を更新。サンバイオ、ビズメイツ、Birdman、QDレーザ、トゥエンティーフォーセブンホールディングスが買われた。
 
 一方、Rebase、ベストワンドットコムが年初来安値を更新。イオレ、ブロードエンタープライズ、NANO MRNA、ABEJA、yutoriが売られた。