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値下がり優勢、国内長期金利の上昇を受け
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、国内長期金利の上昇を受け

 
東証グロース市場は大幅反落。朝大きく下落した後は底ばいとなった。東京株式市場全体に買い控えの動きがあったことに加え、前日大きく上昇した反動の売りも出た。国内長期金利の上昇を受け、新興銘柄の相対的な割高感も意識された。
グロースCoreは反落。東証グロース市場250指数も反落した。終値は前日比17.01ポイント(2.69%)安の614.90だった。
グロース市場では、売買代金トップのドリコムが特段新たな材料は見当たらなかったが、値動き自体が買いを集めた。「個人による短期売買が中心だった」という。
この日上場したSchoo〈264A〉は公開価格を上回って推移した。経産省などのプロジェクトに採択されたオルツはストップ高となり、Temuとの連携を発表した夢展望も大きく値を上げたが、こうした個別物色も「焼け石に水」で、グロース250は下値を切り下げて終わった。 
グロース市場ではベースフードやジーエヌアイが下落した。一方、ドリコムやタイミーは上昇した。
値上がり銘柄数91、値下がり銘柄数470と、値下がりが優勢だった。
 
東証グロース市場に新規上場したSchooは9時19分に公開価格(690円)を上回る761円で初値を付け、終値は719円だった。
 
 
個別では、オルツ、THECOOがストップ高。夢展望は一時ストップ高と値を飛ばした。グロースエクスパートナーズ、G-FACTORY、はてななど4銘柄は年初来高値を更新。ドリコム、ソーシャルワイヤー、タイミー、総医研ホールディングス、ブロードエンタープライズが買われた。
 
 一方、バンク・オブ・イノベーションがストップ安。グリーンモンスター、学びエイド、アミタホールディングス、ROXX、INGSなど22銘柄は年初来安値を更新。ベースフード、トラース・オン・プロダクト、Chordia Therapeutics、Atlas Technologies、HENNGEが売られた。