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値下がり優勢、グロース市場銘柄への関心なし
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、グロース市場銘柄への関心なし

 
東証グロース市場は日経平均株価が高値を連日上回り、東証プライム市場に上場する大型株に資金が集まりやすい状況が続いている。相対的に東証グロース市場銘柄への関心が向かいづらく、売りが優勢だった。
12日の東京株式市場で過去1年間に新規株式公開(IPO)した銘柄の値動きを指数化したQUICK IPOインデックス(加重平均)は前引け時点で4.2%高だった。市場では「大型株優位の展開が続いているが、IPO銘柄の値動きは良好で、新興株の先行きには期待できる側面もある」との見方があった。
東証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比1.81ポイント(0.24%)安の761.67だった。
グロース市場ではタイミーやカバー、MTGが下落した。一方、GAテクノやトライアル、フリーは上昇した。値上がり銘柄数254、値下がり銘柄数296と、値下がりが優勢だった。
 
 個別ではアールプランナー、スリー・ディー・マトリックスがストップ高。Institution for a Global Societyは一時ストップ高と値を飛ばした。D&Mカンパニー、LAホールディングス、GA technologies、ブロードエンタープライズ、ブランジスタなど14銘柄は年初来高値を更新。オンデック、オプロ、フリー、アディッシュ、ZUUが買われた。
 
 一方、PRISM BioLab、ROXX、ペルセウスプロテオミクスが年初来安値を更新。タイミー、ブレインズテクノロジー、夢展望、VALUENEX、コンヴァノが売られた。