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堅調展開か。

堅調展開か。
 
 
11日の日経平均は続伸。171円02銭高の2万3406円49銭(出来高概算12億9776万株)で取引を終えた。米株安の流れが警戒されていたが、SQに絡んだ売買が差し引き買い越しだった流れもあり、日経平均は寄り付きの2万3114円63銭を安値に、その後は強含みの展開となった。前場半ばにかけて2万3300円を回復しSQ値を明確に突破すると、後場も堅調推移が続いており、大引けにかけて2万3400円を回復している。
 
東京都は新型コロナウイルスに関するモニタリング会議を開き、「感染が拡大していると思われる」から1段階下の「感染の再拡大に警戒が必要であると思われる」に引き下げると伝わったほか、「GoToトラベル」キャンペーンの対象地域に東京都を追加する方針が伝わったことが材料視された。
 
今週の日経平均は米株安にもかかわらず続伸し、意外にも日本株の底堅さを見せていた。特別に大きな材料があったわけではなく、新型コロナ感染者数の減少とそれに伴う各種規制措置の緩和が緩やかな株高を促したのではないだろうか。日経平均は2万3000円どころでは底堅く推移した。
金曜11日に米国株の大幅安を受けても強い上昇を見せ、週間でもプラスで終えた。
日経平均は週間では201円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
 
 
来週は堅調展開か。14日に自民党総裁選、15〜16日にFOMC、16〜17日に日銀金融政策決定会合と注目イベントが目白押し。最大の注目はFOMCになる。
直近で新指針を発表しており、長期金利の急上昇を招くようだとやっかいだが、足元では米国株の上昇に陰りが見られるだけに、FRBも細心の注意を払うだろう。今回のFOMCは米株市場の動揺を抑えるイベントになる可能性が高いとみている。
基本的には中央銀行には逆らわずのスタンスで、売り込みづらい地合いになると想定。9月も中旬に入ることから、中間の権利取りを意識した買いなども期待でき、しっかりとした基調が続くと予想する。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(11日現在)
 
24947.05  ボリンジャー:+2σ(26週)
24043.17  ボリンジャー:+3σ(13週)
23803.19  ボリンジャー:+3σ(25日)
23587.25  ボリンジャー:+2σ(13週)
23567.75  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
23406.49  ★日経平均株価11日終値
 
23332.31  ボリンジャー:+1σ(25日)
23229.61  均衡表転換線(日足)
23207.34  6日移動平均線
23136.44  ボリンジャー:+1σ(26週)
23131.33  ボリンジャー:+1σ(13週)
23096.87  25日移動平均線
22892.56  均衡表基準線(日足)
22882.65   新値三本足陰転値
22861.42  ボリンジャー:-1σ(25日)
22675.41  13週移動平均線
22668.92  75日移動平均線
22645.26  均衡表転換線(週足)