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274円高と続伸。GDP上方修正や米株高支え
東京株式(前引け)=274円高と続伸。GDP上方修正や米株高支え
8日午前の日経平均株価は続伸した。前日比274円50銭高い2万2772円53銭で終えた。

前日のハイテク株主導の米株高や円相場の下落を手掛かりに幅広い銘柄に買いが先行した。
7〜9月期の国内総生産成長率が上方修正されたことも買い安心感を誘った。

トランプ米大統領が1月にインフラ投資計画の詳細を発表すると伝わり、恩恵を受けるとの見方から信越化や太平洋セメントなどが上昇した。

取引開始時点では株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出に伴い2兆2000億円超と売買が膨らんだ。
QUICK試算では日経平均のSQ値は2万2590円66銭で、SQに伴う現物株の売買は買い越しだった。

JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はそれぞれ続伸した。
業種別TOPIXは全33業種で上昇した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で2兆2461億円、売買高は11億9314万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1209、値下がりは728、変わらずは110だった。

個別では、ファーストリテイリングが大幅高となった。東京エレクトロンが買われキーエンスも高い。JALやANAが買われ、JR東日本も買われた。
半面、資生堂が冴えず、三菱重やシャープが売られた。
出資先プラスワン破綻響き17年12月期業績予想を下方修正したショーケース・ティービーが急落、前日までストップ高が続いていたアイビーシーは売られた。
  
東証2部株価指数は続伸した。前日比38.21ポイント高の6996.37ポイントだった。
値上がり銘柄数は231、値下がり銘柄数は202となった。

個別では、リミックスポイントがストップ高となった。ヤマダコーポレーション、タビオなど11銘柄は年初来高値を更新した。東芝や朝日インテクが買われた。
半面、ジオスターが年初来安値を更新した。日本精機、上村工業が売られた。