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豪ドル円の下落が目立った。
【為替】豪ドル円の下落が目立った。
[概況]

15日の東京外国為替市場は、トランプ政権が打ち出す法人税減税に関する先行き不透明感が嫌気され、全体的にリスク回避の動きが鮮明となっている。

そんななか、下げ幅を拡大しているのが豪ドル円。

本日発表された豪州第3四半期賃金指数の弱気な結果が、豪州経済の下振れリスクを台頭させたようだ。豪ドル円は、東京時間中盤までに前日比でおよそ1円近い下落幅を記録した。

その後、やや落ち着くが、欧州時間が始まると再び売り圧力が強まり、一時85.610と東京時間中の安値を更新。豪ドル円は現在も下落が収まっておらず、この後、更なる下落を予想させる動きとなっている。

NY時間には豪ドル円に直接の関係はないが、米消費者物価指数、N連銀製造業景気指数、米小売売上高といった、重要度の高い指標が控えている。

仮に出てくる結果がリスク回避姿勢を一層傾斜させる内容であれば、豪ドル円は大台85.00円あたりが次の下値目標として意識されそうか。

[提供:カネツFX証券株式会社]