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159円安、米国株安を受け売り優勢
【市況】東京株式(寄り付き)=159円安、米国株安を受け売り優勢
【寄り付き概況】

25日午前の寄り付き日経平均株価は、前営業日比159円50銭安の2万2118円62銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、10.94ポイント安の1758.81で始まった。
 
前日のNYダウが一時600ドルを超える急落をみせ、引けも400ドル以上の下落となったことから、東京市場でもリスク回避の売り先行を余儀なくされている。
米キャタピラーの大幅安は市場心理を冷やしており、世界景気減速懸念が輸出株中心に重荷となりそうだ。米長期金利はついにフシ目の3%台に乗せ、これも米国株市場にネガティブに作用している。
ただ、外国為替市場では1ドル=108円台後半の推移と円安が進んでおり、これが主力株の下値を支える材料となる可能性もある。一方、企業の決算発表が本格化してくることで、個別銘柄についても神経質な展開が想定される。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、保険、倉庫、空運を除き安い。値下がりで目立つのは鉄鋼、海運、機械、不動産、鉱業など。
 
個別では、武田が大幅安。コマツ、日立建機が売り気配から始まり、ファナック、キーエンス、SMCも軟調。任天堂が安く、ソニー、東エレク、キヤノンは値を下げ、日本電産もさえない。三菱UFJ、三井住友、野村。ソフトバンクG、ファーストリテが売られている。
 
半面、第一生命、東京海上が上伸し、KDDIやJTは堅調。三菱商が小高く、石油資源はしっかり。エーザイ、大塚HDが買われている。
 
225先物は、ソジェン・大和・三菱・アムロ・JPが買い越し。
バークレイズ・ドイツ・日興・野村・シティ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はJP・メリル・三菱・ソジェンが買い越し。
みずほ・大和・シティ・アムロ・バークレイズが売り越し。
 
テクニカル的には、ヒノキヤ(1413)、Klab(3656)、ガンホー(3765)、GMOPG(3769)、ソースネク(4344)、ニッカトー(5367)、冶金工(5480)、アーレスティ(5852)、市光工(7244)、京銀(8369)、カチタス(8919)、ドコモ(9437)、建設技研(9621)、DTS(9682)が動兆。