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値下がり優勢、米国株が下落を受け
【市況】東証グロース(前引け)=値下がり優勢、米国株が下落を受け

 
東証グロース市場は、東証マザーズ指数は小幅高。グロースCoreは小幅安。東証マザーズ指数の前引けは前日比1.39ポイント(0.20%)高い711.65だった。21日に米長期金利が低下したことで、高PER(株価収益率)の銘柄が多いグロース銘柄には買いが入った。
「新興市場では情報・通信やサービスなど海外景気の影響を受けにくい内需依存型の銘柄が多い。米景気の悪化が警戒されるなかでは選好されやすい面もある」とみていた。
もっとも、マザーズ指数は朝方に軟調に推移した。一時は心理的節目の700を割り込む場面もあった。米国の金融引き締めへの警戒から21日に米国株が下落しており、国内の新興銘柄にも売りが及んだ。
エニーカラーやキャンバスが上昇した。一方、そーせいやeWeLLが下落した。
値上がり銘柄数199、値下がり銘柄数243と、値下がりが優勢だった。
 
きょう東証グロース市場に上場したFPパートナは公開価格(2600円)を150円(5.8%)上回る2750円で初値を付けた。午前終値は2973円だった。
 
個別では、VALUENEXが一時ストップ高と値を飛ばした。フォーライフ、日本スキー場開発など3銘柄は年初来高値を更新。キャンバス、ボードルア、TORICO、グローバルセキュリティエキスパート、旅工房が買われた。
 
 一方、FRONTEO、ジェイグループホールディングス、海帆、夢展望、アルファクス・フード・システムなど32銘柄が年初来安値を更新。インバウンドテック、ビーマップ、ラストワンマイル、HOUSEI、アスカネットが売られた。