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続落スタート、米株安を受け
【市況】東京株式(寄り付き)=続落スタート、米株安を受け
【寄り付き概況】
 
11日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前日比491円13銭安の3万9090円68銭。
 
主力大型株を中心に幅広く売り優勢の展開で、日経平均は前日に続いて下値を試す状況にある。前日の米国株市場では朝方開示された3月の米消費者物価指数(CPI)がコンセンサスを上回る強い内容だったことから、FRBによる早期利下げ期待が一段と後退、米長期金利の急上昇を背景にNYダウが一時580ドル近い下げをみせるなど波乱含みの展開となった。これを受けて東京市場でもリスク回避目的の売りを誘発している。
 
外国為替市場で急速に円安に振れていることでハイテクセクターには追い風となるが、足もと積極的に買い向かう動きは見込みづらく、取引時間中は米株価指数先物の動向なども横目に不安定な地合いを強いられそうだ。
 
 
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
 
個別では、東エレクやアドテスト、信越化、スクリンなど半導体関連株が安い。ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、ダイキンなど値がさ株の下げも目立っている。
 
一方、外国為替市場で円相場が34年ぶりに一時1ドル=153円台に下落した流れを受け、デンソーなど輸出関連株の一角には買いも入っている。三菱UFJや三井住友FGなど銀行株も高い。