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マザーズ指数は反落、成長株に売り
【市況】東証マザーズ市場(前引け)=マザーズ指数は反落、成長株に売り

 
東証マザーズ指数は前週末比5.59ポイント安の877.56ポイントと反落した。
前場中ごろにプラス圏へ浮上する場面もあった。前週の下げがきつかっただけに押し目買いが入ったとみられるが、買いが続かないところに中小型グロース株への警戒感の根強さが窺える。メルカリやビジョナル、JTOWERが下落した。半面、フリーやAppierは上昇した。
売買代金トップのサイエンスアーツは昨年12月後半のきつい調整から切り返し、大幅に3日続伸した。11月に上場したばかりだが、時価総額300億円あまりの小型株で、市場流通株も非常に少ないとみられる。マザーズ市場全体の売買代金は7日、株価不調に伴い1611億円まで減少。短期の値幅取りを狙った物色は少額の買いで株価を押し上げやすい小型株に向かわざるを得ないだろう。
「積極的に押し目買いを入れる雰囲気はなく、戻りも限定的になっている」との見方があった。
値上がり銘柄数は146、値下がり銘柄数は258となった。
 
個別ではLib Work、インタースペース、総医研ホールディングス、ジェイフロンティア、ベガコーポレーションなど61銘柄が昨年来安値を更新。セーフィー、シェアリングテクノロジー、HYUGA PRIMARY CARE、エフ・コード、リネットジャパングループが売られた。
 
一方、サイエンスアーツが一時ストップ高と値を飛ばした。CS−C、ブライトパス・バイオ、グランディーズ、サンバイオ、プレシジョン・システム・サイエンスが買われた。