兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

【今週の為替市場】米中通商協議の内容が米ドル円を左右か。
【為替】【今週の為替市場】米中通商協議の内容が米ドル円を左右か。
[概況]

今週の外国為替市場における米ドル円は米中通商協議の内容に注目が集まりそうだ。
2日、中国商務省は米中両国が貿易交渉において原則合意に達したと声明で発表した。1日に中国の劉鶴副首相と米国のロバート・ライトハイザー米通商代表およびスティーブン・ムニューシン米財務長官が電話会談で原則において共通認識に達したと説明しているが、声明では詳しい詳細には触れていなかった。

一方、ホワイトハウス関係者によると農業、金融サービスなどで大筋合意したが、知的財産権の保護を巡っては隔たりが残っているとの情報が報じられている。中国側は未解決の課題に向けては調整をおこなうとも声明を出していることから、引き続き米中通商問題に関する報道には注視していきたい。

その他、クロス円では豪準備銀行(RBA)理事会などが予定されている。豪中銀は年初以降、3度の利下げを実施しており、政策金利は過去最低となる0.75%水準となるなか更なる緩和に踏み切るのか注目が集まりそうだ。


[提供:カネツFX証券株式会社]