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反発スタート、円安・ドル高支え
【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、円安・ドル高支え
【寄り付き概況】
 
27日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比119円14銭高の4万0517円17銭。
 
前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて上昇したが、米国株市場では取引終盤に値を崩しNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに続落歩調となった。週末にグッドフライデーの祝日に伴い休場となることで買い気が盛り上がらず、機関投資家のポジション調整の売りが引け際に出て全体指数を押し下げた。
東京株式市場でも海外投資家の積極的な買いが見込みにくく上値の重い展開が想定される。
 
ただ、きょうは3月の権利取り最終売買日であることから、駆け込みで期末の配当権利を確保しようとする買いが全体相場の下支え要因となる。日経平均は4万円トビ台半ばで強弱観を対立させそうだ。
 
高配当とされる豊田通商、三井物など商社株の上昇が目立っている。半面、前日の米ハイテク株安を受けてソフトバンクグループ(SBG)やアドテストなどに売りが出ているのは相場の上値を抑えている。
 
東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
 
個別では、ファストリ、ダイキン、第一三共、住友不が高い。一方、信越化、スクリン、ソニーG、レーザーテクが安い。