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大幅反落スタート、米中関係の悪化懸念
【市況】東京株式(寄り付き)=大幅反落スタート、米中関係の悪化懸念
【寄り付き概況】

 
9日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比227円94銭安の2万1359円84銭。
前日のNYダウが300ドルを超える下げをみせたほか、ナスダック総合指数はそれを上回る下落率となるなど、リスクオフの流れが鮮明となった。これを受けて、東京市場でも幅広く売りが優勢となっている。
米中貿易協議を直前にして、米政権が中国に対し少数民族への弾圧問題を理由に中国の一部ハイテク企業との取引を禁止したことや中国政府高官へのビザ発給制限などで米中対立への懸念が再燃した。
パウエルFRB議長が講演でバランスシートの拡大策を開始することを表明したが、効果は限定的だったことから、緩和政策に対するマーケットの期待感も後退した。
きょうは、東京株式市場に遅れて始まる中国・上海株市場の動向なども注目される。
 
アドテストやSUMCOなどの半導体関連やファナックやコマツといった中国関連に売りが目立つ。
 
寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面安で値下がりで目立つのは鉱業、保険、ガラス土石、非鉄、石油、紙パルプなど。
 
個別では、トヨタが小安く、ソニー、キーエンス、ファナックが値を下げ、東エレク、アドバンテスは反落している。任天堂は弱含み。住友鉱、三菱商は軟調。ソフトバンクGが売られ、三菱UFJ、武田、NTTも下落している。
 
一方、NECは強含みファーストリテが底堅く、花王は小高い。7&iHD、日清食HD、OLCが堅調で、大東建託は小安く始まった後に切り返している。
 

テクニカル的には、東鉄工(1835)、新日建(1879)、日本国土(1887)、日特建(1929)、日工営(1954)、高砂熱(1969)、WDB(2475)、日清オイリオ(2602)、エディオン(2730)、JPHD(2749)、日清食(2897)、グンゼ(3002)、ペッパー(3053)、ブロンコ(3091)、Hamee(3134)、キリン堂(3194)、SFP(3198)、野村不(3231)、オープンハウス(3288)、RSTECH(3445)、ホギメディ(3593)、TIS(3626)、保土谷(4112)、住友ベ(4203)、ニチバン(4218)、レッグス(4286)、ダスキン(4665)、CTC(4739)、JCU(4975)、カーボン(5302)、イソライト(5358)、栗本(5602)、東特線(5807)、NCHD(6236)、マルマエ(6264)、ヤマハモ(6274)、ASB機械(6284)、技研製(6289)、帝国電機(6333)、セガサミー(6460)、大崎電(6644)、アルバック(6728)、アドバンテスト(6857)、マイクロニク(6871)、エノモト(6928)、河西工(7256)、第一興商(7458)、エコス(7520)、ポプラ(7601)、ハイディ日高(7611)、シークス(7613)、コロワイド(7616)、壱番屋(7630)、Vテク(7717)、アサヒイン(7747)、シチズン(7762)、ホクシン(7897)、ルック(8029)、内田洋(8057)、ニプロ(8086)、フルサト(8087)、イワキ(8095)、GSIクレ(8101)、サンワテク(8137)、島忠(8184)、リンガハ(8200)、松屋(8237)、アクシアル(8255)、イズミ(8273)、近鉄エクス(9375)、NTT(9432)、ドコモ(9437)、アイドマ(9466)、富士ソフト(9749)、バロー(9965)が動兆。