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この後も続くか、リスク選好の流れ。
【為替】この後も続くか、リスク選好の流れ。
[概況]

5日の東京外国為替市場は、リスク選好の流れとなった。背景は米中関係の改善期待だ。具体的には米国による対中関税一部撤回の検討や、トランプ米大統領が合意署名に前向きであることを一部報道が伝えたことである。その方な中で、特に上昇したのが豪ドル円で、高値を75.270円まで伸ばす展開だった。
 
この上昇は上記の理由に加え、本日の豪中銀理事会の結果が背景だろうか。本日の豪中銀理事会は政策金利を据え置き、声明も前回から目立った変化が見られなかった。にもかかわらず豪ドルの買いが活発となったのは、サプライズなく無難に通過したことへの安堵感が広がったからだろう。
 
さて、この後の豪ドル円は直帰の高値である75.310円(10/31高値)を上抜けるかが注目だ。仮に上値受けた場合は、200日移動平均線(75.800円近辺)が次の目標となるだろう。
 
[提供:カネツFX証券株式会社]