兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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23000円に挑戦
「23000円に挑戦」

NY株式は堅調展開。
NY株式は3日続伸。
NASDAQは4日続伸。
S&P500も連日の過去最高値更新した。
IT関連セクター中心に買い物優勢の展開となった。
ただ上院補欠選挙やFOMCを控え上値は重かったという解釈も聞こえる。
マンハッタン中心部での爆発事件の影響は限定的だった。
マージャーマンデーの材料はアップル。
音楽認識アプリを運営する英シャザム・エンターテインメントの買収が報じられ株価は2%近く上昇。
映画「ココ」の興行収入が3週連続ランキングでトップになったウォルト・ディズニーも上昇
銘柄でNYダウを約40ドル引き上げた。
1950年以降で12月はS&P500のパフォーマンスが良い月。
NYダウは2番目に強い月というのがアノマリー。
投資情報誌バロンズの特集記事は「2018年見通し、強気相場の次の行動」。
10名の著名アナリストによる相場見通しを紹介。
S&P500の最高値予想は3100ポイント。
平均値では7%上昇という結果だった。
 
5週間ぶりに上昇した月曜の日経平均株価は3日続伸。
「後場の上昇で日経平均は終値ベースの高値を更新。
3日連続で始値が前日終値を上回るギャップアップスタート。
そして終値がほぼ高値」。
悪くはない師走の展開となってきた。
終値ベースでは11月7日の22937円、
12月1日の22819円を上回って25年11カ月ぶりの高値。
11月9日のザラバ高値23382円に一気呵成に挑戦というモードだ。
一方で「23000円台は関門」という声もある。
週末のSQ値(22590円)に大しては依然「幻のSQ値」継続で2勝。
25日線からのかい離はプラス1.7%まで上昇してきた。
もっとも騰落レシオは105.2%、サイコロは7勝5敗で58.3%。
3日で760円上昇した割には過熱感が少ない。
松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲15.963%。
買い方は▲7.78%と買い方優勢。
日経平均採用銘柄のPERは15.07倍と久々の15倍台回復。
EPSは1522円だ。
シカゴ225先物終値は日中比25円高の22915円。
12月配当落ち分の逆ざやは50円程度と想定すれば現物は23000円を伺う可能性がなくはない。
「4週続落の月曜が上昇したのだから、軟弱な火曜後場は値を消さなくても良いのではなかろうか」という声も聞こえる。
 
(兜町カタリスト櫻井)