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日経ジャスダック平均は反発、料難のなか中小型株物色
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は反発、料難のなか中小型株物色
 

日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比15円69銭高い3728円47銭だった。
日経平均は前日終値水準での小動きとなった。このような環境下、東証1部市場が比較的落ち着いていたことが個人投資家心理を改善した面や、大型株が手掛けにくいなかでの幕間繋ぎ的な中小型株物色の面も相まって、ジャスダック市場は全般として堅調な値動きとなった。また、ジャスダック指数は足元で2019年12月の水準まで下落していたことで、割安感から個人投資家が個別の材料に反応して押し目買いを入れた。
 
東京商品取引所で金価格が連日で最高値を更新したことで、資金流入への期待感から第一商品が買われた。
ただ、後場は高値と安値の差(値幅)が4円強にとどまるなど、商いは総じて低調だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で438億円と、19年11月22日(391億円)以来およそ3カ月ぶりの低水準だった。売買高は7853万株。値上がり銘柄数は285、値下がり銘柄数は322となった。
 
個別では、グッドライフカンパニー、大谷工業、イワブチ、小倉クラッチ、ザインエレクトロニクスなど7銘柄がストップ高。クリエアナブキ、愛光電気は一時ストップ高と値を飛ばした。守谷商会、ナトコ、国際計測器など4銘柄は昨年来高値を更新。ソレキア、第一商品、協和コンサルタンツ、ソフトフロントホールディングス、フジトミが買われた。
 
一方、メディシノバ・インクが一時ストップ安と急落した。地域新聞社、ヒューマンホールディングス、シーズメン、ANAP、レッド・プラネット・ジャパンなど20銘柄は昨年来安値を更新。大日光・エンジニアリング、共同ピーアール、中京医薬品、アルファクス・フード・システム、ヤマト・インダストリーが売られた。