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マザーズ指数は続落、割高感がある銘柄を売る動き
【市況】東証マザーズ(大引け)=マザーズ指数は続落、割高感がある銘柄を売る動き

東証マザーズ指数は大幅に続落した。終値は前日比29.26ポイント安の844.78となり昨年来安値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)が早期の利上げと量的金融緩和の縮小に向かうなか、グロース(成長)株への逆風が続いている。
前日の米国株式市場でのハイテク株下落が嫌気され、業績に比べて株価に割高感がある銘柄を売る動きが活発だった。市場関係者は「個人よりも中長期の視点で買っていた投資家による投げ売りが増えているのではないか」との見方を示していた。
マザーズ市場では75%ほどの銘柄が下落し、なかでもメルカリ、ビジョナル、フリーなどの主力グロース銘柄の大幅な下げが目立った。半面、サンバイオ、リボミックなどのバイオ関連、アイドマHDなど好決算を発表した銘柄には買いが向かった。
値上がり銘柄数は93、値下がり銘柄数は317となった。
 
個別では、オキサイド、エフ・コードがストップ安。ケアネット、ASJ、総医研ホールディングス、アスカネット、ジェイフロンティアなど114銘柄は昨年来安値を更新。フリー、アジアクエスト、ココナラ、エムビーエス、サイエンスアーツが売られた。
 
一方、キャンバス、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンがストップ高。バンク・オブ・イノベーション、アクアラインは一時ストップ高と値を飛ばした。ボードルア、GRCS、ソフトマックス、ゼネラル・オイスター、ALiNKインターネットが買われた。