「陰陽転化の法則」
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「陰陽転化の法則」 |
火曜のNYダウは3指数そろって反落。
悪材料は7月の米CB消費者信頼感指数が92.6と前月の98.3から低下したこと。
「米全土で新型コロナ感染者が急増していることで経済の回復が脅かされている」という解釈がクローズアップされた。
また上院共和党の総額1兆ドル規模のコロナ追加対策法案も「物足りない」との見方。
7月末で期限が切れる失業保険の特例加算は上積み額を現行の週600ドルから400ドル減額し200ドル。
「ないものねだり」の市場は「要求の売り」に満たされた格好だ。
利益と売上高が市場予想を下回った3M、既存店売上高が23.9%減少したマクドナルドが下落。
通期利益見通し引き上げが材料視されたファイザーが3.9%上昇した。
株式などの高リスク資産から安全資産に資金が再び流れ込んだことで国債利回りは低下(価格は上昇)。
10年国債利回りは0.579%。
2年国債利回りは0.142%。
ユーロ/ドルは1.1720ドル。
ドル/円は一時104.94円と3月13日以来の安値を付けて105円台前半。
SKEW指数は139.64。
恐怖と欲望指数は65→63。
火曜の日経平均は寄り付き20円高。
3ケタの上昇場面もあったが後場失速し58円安。
日足は2日ぶりの陰線で5日連続クジラ幕。
「上下200円足らずの小幅なもみ合い」とシニカルな声もある。
TOPIXは反落。
200日線(1585ポイント)に近づいたが7日連続で上抜けない。
75日線(1521ポイント)がサポート。
東証1部の売買代金は1兆9879億円と2日ぶりに2兆円割れ。
値上がり557銘柄(前日1424銘柄)。
値下がり1534銘柄(前日683銘柄)。
新高値63銘柄(前日56銘柄)。
新安値銘13銘柄(前日20銘柄)。
騰落レシオは85.35(前日88.64)。
20日連続の2ケタ。
NTレシオは14.44倍(前日14.41倍)。
サイコロは5勝7敗で41.67%。
右肩上がりの25日線(22529円)からは△0.57%。
10日連続で上回りサポート。
右肩上がりの75日線は21363円。
横ばって来た200日線(21948円)から△3.23%。
右肩下がりに転じた5日線(22745円)から▲0.39%。
3日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.282%(前日▲17.545%)。
買い方▲10.449%(前日▲9.953%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲16.387%(前日▲17.733%)。
買い方▲20.846%(前日▲19.728%)。
空売り比率は40.3%(2日ぶりの40%超:前日37.4%)。
空売り規制なしの比率は7.0%。
7月24日時点の信用売り残は128億円減の8799億円。
2週ぶりに減少。
同信用買い残は257億円減の2兆1988億円。
2週連続減少。
2兆円台は11週連続。
ボトムは3月27日週の1兆7545億円。
ピークは1月31日週の2兆4637億円。
金額ベースでの信用倍率は2.50倍(前週は2.49倍)。
日経HVは17.1、日経VIは21.73。
日経平均採用銘柄の予想PERは18.13倍(前日17.92倍)。
前期基準では17.62倍。
EPSは1249円(前日1267円)。
暫定PERは18.06倍。
計算上のEPSは1249円。
決算発表の増加でEPSは一気に減少し始めた格好。
225のPBRは1.08倍。
BPSは20979円(前日21033円)。
225先物採用銘柄の益回りは5.52%(前日5.58%)。
配当利回りは2.10%。
東証1部全銘柄だと予想PERは20.30倍。
前期基準では18.95倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.19倍。
ドル建て日経平均は214.72(前日215.01、12月13日が219.64)。
今年の高値は1月20日の218.56。
東証1部単純平均株価は10円安の2099円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1826円(前日1815円)。
東証1部の時価総額は598兆円(前日601兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比95円安の22515円。
高値22815円、安値22485円。
大証夜間取引終値は日中比110円安の22500円。
気学では「押し目買い良し」。
木曜は「戻りつけて押し込むこと多し」。
金曜は「波乱激しく人気に逆行して動く日」。
ボリンジャーのプラス1σが22773円。
プラス2σが23017円。
拡散傾向継続。
一目均衡の雲の上限は21933円。
49日連続で雲の上。
黒い勝手雲の上限は22473円で下限は22377円。
RSIが48.77。
RCIが70.33。
月足陽線基準は22121円。
4カ月連続なら昨年12月以来。
2015年5月以来の5カ月連続陽線に挑戦したいところ。
前月比プラス水準は22288円。
過熱感なく動意薄の月末受け渡し最終日。
アノマリー的には「上げの特異日」。
《今日のポイント7月29日》
(1)「ないものねだり」の市場は「要求の売り」に満たされた格好。
NYダウは114ドル高→205ドル安。
ダウ輸送株指数は120ポイント安の9696ポイントと反落。
SOX指数は2.10%安と大幅反落。
VIX指数は25.44。
恐怖と欲望指数は65→63。
(2)騰落レシオは85.35(前日88.64)。
20日連続の2ケタ。
(3)右肩上がりの25日線(22529円)からは△0.57%。
10日連続で上回りサポート。
右肩下がりに転じた5日線(22745円)から▲0.39%。
3日連続で下回った。
TOPIXは200日線(1585ポイント)に近づいたが7日連続で上抜けない。
75日線(1521ポイント)がサポート。
(4)日経平均採用銘柄の予想PERは18.13倍(前日17.92倍)。
前期基準では17.62倍。
EPSは1249円(前日1267円)。
暫定PERは18.06倍。
計算上のEPSは1249円。
決算発表通過開始でEPSは一気に減少し始めた格好。
(5)空売り比率は40.3%(2日ぶりの40%超:前日37.4%)。
空売り規制なしの比率は7.0%。
7月24日時点の信用売り残は128億円減の8799億円。
2週ぶりに減少。
同信用買い残は257億円減の2兆1988億円。
2週連続減少。
東証1部の時価総額は598兆円(前日601兆円)。
(6)ドル建て日経平均は214.72(前日215.01、12月13日が219.64)。
今年の高値は1月20日の218.56。
(7)ボリンジャーのプラス1σが22773円。
プラス2σが23017円。
拡散傾向継続。
(8)シカゴ225先物終値は大証日中比95円安の22515円。
高値22815円、安値22485円。
大証夜間取引終値は日中比110円安の22500円。
(9)月足陽線基準は22121円。
4カ月連続なら昨年12月以来。
2015年5月以来の5カ月連続陽線に挑戦したいところ。
前月比プラス水準は22288円。
過熱感なく動意薄の月末受け渡し最終日。
アノマリー的には「上げの特異日」。
今年の曜日別勝敗(7月28日まで)
↓
月曜13勝14敗
火曜15勝13敗
水曜13勝14敗
木曜12勝16敗
金曜13勝14敗。
フロリダ州で過去24時間で確認された同州の新型コロナウイルス感染症による死者は191人。
1人当たりの死者数として過去最悪になった。
また、テキサス州では感染者の累計が40万人を突破。
感染者数が40万人を超えるのはカリフォルニア州、フロリダ州、ニューヨーク州に続いて4州目。
拡大傾向の米コロナ禍という印象はぬぐえない。
興味深いのは米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長。
ABCのテレビ番組「グッド・モーニング・アメリカ」でのコメント。
「フロリダ州やカリフォルニア州などこのところ感染が急拡大した一部の州ではピークを付けつつある。
その後は収束していく可能性がある。
他の地域は感染拡大の瀬戸際にある可能性がある」。
陰陽転化の法則(陽極まれば陰、陰極まれば陽)だろうか。
「地球は陰陽の星」という言葉が妙に気にかかる。
東洋的思想の「陰陽」を西洋人が用いているのも興味深い。
ちなみに感染者が増加する日本の現状について「死者数が最小限に抑えられている。依然として成功例だ」と評価。
オーストラリアと並んで日本の対応を「模範」と評価している。
加えて・・・。
地球という星を鳥瞰してみての光海底ケーブルの話。
南米大陸のチリとオセアニアの間にどう敷設するかの問題が日経1面での問題提起。
NECを中核とした日本の提案はチリ→NZ→シドニーのルートで13000キロ。
中国がファーウェイを中核としてチリ→上海・香港ルートを提案していることへの対案だ。
チリ政府は日本案を支持。
実現すれば初期投資約600億円の事案だ。
漁夫の利という感もあるが頑張る日本企業という印象だ。
そして日本の次期戦闘機は日本主導との方針。
防衛面でも対米追従が減るということになる。
これも「新たな」段階なのかも知れない。
長い目で見れば好転の兆しとも読める。
週明けのNYダウは205ドル安の26379ドルと反落。
NASDAQは134ポイント安の10402ポイント。
S&P500は20ポイント安の3218ポイント。
ダウ輸送株指数は120ポイント安の9696ポイントと反落。
SOX指数は2.10%安と大幅反落。
VIX指数は25.44。
3市場の売買高は92.3億株と低調(過去20日平均は105.6億株)。
225先物CME円建ては大証日中比95円安の22515円。
ドル建ては大証比日中比75円安の22535円。
ドル円は105.08円。
10年国債利回りは0.579%。
2年国債利回りは0.142%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
エニグモ(3665)・・・動兆
エニグモに注目する。
同社は服飾中心のソーシャル通販サービス「バイマ」運営。
売り手、買い手双方からの手数料が利益源。
国内が新規登録、アクティブ会員数が増加。
米国、香港中心に海外が拡大。
業績は好調。
(兜町カタリスト櫻井)