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各通貨ペアで異なる値動き。FOMC開催を見据えて売買に手控え感。
【為替】各通貨ペアで異なる値動き。FOMC開催を見据えて売買に手控え感。
[概況]

12日午後の外国為替市場は、各通貨ペアで異なる値動きとなっている。米ドル円は上値が重い値動きとなっており、じりじりと価格を切り下げ一時113.360円まで。他方、クロス円通貨ペアでは、豪ドル円が上昇し一時85.755円まで本営業日の高値を更新する値動きとなるなど、それぞれの通貨ペアで異なる値動きとなっている。
 
この値動きについて一部の市場関係者からは、本日は米国時間に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される予定となっており、このイベントを前に積極的な取引に結びつきにくい展開となっているようだ。
FOMCでは、市場予想で0.25%の利上げが見込まれている。市場は、このことを織り込み済みで動いており、プラスアルファとして参加メンバーによる金利見通しに注目が集まりそうか。
 
来年中に3回の利上げを見込んでくるとの見通しが強いなか、現状の金利市場での織り込みは来年中に1回ないし2回の利上げとなっている分、金利見通しの結果次第では米ドル買いが強まる可能性もありそう。ただ、物価見通しが弱気の結果となった場合には米ドル売りとなることが予想されることから状況を見極めて売買したほうが良さそうかといった声が聞かれている。


[提供:カネツFX証券株式会社]