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反落スタート、 円高や新型コロナ感染拡大が重荷
【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、 円高や新型コロナ感染拡大が重荷
【寄り付き概況】

13日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比107円44銭安の2万8658円22銭
前日の米国株市場では主要株価指数が朝高後に失速し、プラス圏で引けたものの上値では戻り売り圧力が顕在化した。注目された12月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率は事前の市場予測と合致したものの高水準であり、インフレ警戒感は拭えない。
東京株式市場では前日に日経平均が先物を絡め540円あまりの大幅高をみせたこともあって、きょうはその反動で目先筋の利益確定売りに押されやすい局面にある。外国為替市場では1ドル=114円台後半の推移とドル安・円高が進んでいることも、ハイテク株など輸出セクターにはマイナス材料となるだろう。

また、国内で新型コロナウイルスの感染が急拡大していることも重荷となっている。12日の新規感染者数は全国で1万3000人を超え、前の日の約2倍となった。水準としては2021年9月上旬以来の多さとなっている。経済再開への期待が後退し、小売りや鉄道など内需関連株を中心に売りを促している。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はいずれも反落している。
 
個別では、安川電、JR東日本、三井不などが安い。前日に決算を発表したイオンも下落。一方、スクリン、日本製鉄、INPEXなどが高い。