兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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様子見姿勢の強い地合いか
【オープニングコメント】
様子見姿勢の強い地合いか
14日の東京株式市場は反落後、もみ合いとなりそうだ。
日経平均株価予想レンジは、2万2700円-2万3000円。
年内の利上げ予測は3回から4回に引き上げられた。おおむね予想通りの内容ではあったものの、米国株の反応は売りとなり、ダウ平均は119ドル安と3桁の下落となった。
 
米国株安の動きを受け、朝方は売り先行のスタートとなろう。
今晩はECB理事会、あすは日銀会合の結果発表と、引き続き注目材料は多い。安く寄った後の下値は限定的と考えるが、買い材料には乏しい中、場中は様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(13日終値110円63-64銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円前後(同129円95-99銭)と小動き。きのう13日には、対ドルでの円安の動きが株価上昇を支えていた面もあり、為替動向に神経質な動きとなることも想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所終値比130円安の2万2780円だった。

 
【好材料銘柄】
■フュートレック <2468>
AI・音声技術を専門とする中国ベンチャー大手IFLYTEKと音響処理技術に関するパートナーシップ契約を締結。
 
■アゼアス <3161>
今期経常は30%増益へ。
また、リストバンド型の作業者向け身体状況モニタリングサービス「アゼアス・スマート・プロテクション・システム」をホシデン <6804> と共同で展開する。ホシデンは基幹のクラウドシステムを供給。
 
■タカショー <7590>
株主優待制度を変更。
500株以上を保有する株主に対し「タカショー・プレミアム優待倶楽部」を導入。保有株数に応じて3000ポイント〜6万ポイントの株主優待ポイントを付与する。
優待ポイントはガーデニング関連商品のほか、食品や家電製品などと特設サイトで交換できる。
現行制度で100株以上保有株主に贈呈している「優待特別販売カタログ」は継続して年2回発送する。
 
■山王 <3441>
8-4月期(3Q累計)経常は3倍増益・通期計画を超過。
 
■ソレイジア・ファーマ <4597>
がん化学療法に伴う末梢神経障害を予定適応症とする開発品「SP-04」の第3相臨床試験を今年度下期に開始する。今期業績には織り込み済み。
 
■ハイアス・アンド・カンパニー <6192>
今期経常は34%増で4期連続最高益、実質増配へ。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
14(木)
《決算発表》
日銀金融政策決定会合(〜6/15)
5月首都圏新規マンション発売(13:00)
《決算発表》
丸善CHI、Bガレージ、菊池製作、バロック、エニグモ、ジャストプラ、Mマート、ラクスル、サンバイオ、SAMURAI、オハラ、ファーストロジ、ライクキッズN、鎌倉新書、アルデプロ
 
【海外】
中国5月鉱工業生産(11:00)
中国5月小売売上高(11:00)
中国5月固定資産投資(11:00)
ECB理事会
FIFAワールドカップロシア大会(〜7/15)
米5月小売売上高(21:30)
米5月輸出入物価指数(21:30)
米4月企業在庫・売上高(23:00)
《米決算発表》
アドビシステムズ


※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。