軟調推移か

軟調推移か

終日方向感は定まらなかったものの、日経平均は5日続伸。
自民党総裁選の開票タイミングで上下に振れたが、結果判明後に下げに転じながらも売り加速とはならなかった。
早速来週には、「トランプ米大統領との日米首脳会談で、日米通商協議の大枠合意を目指す交渉が控えており、株式市場はその動向に注目している」との見方が出ていた。
 
明日（21日）の東京株式市場は、きょうまでの日経平均株価５日続伸への警戒感に、週末を前にしての持ち高調整の売りも想定されることから、全体相場は軟調推移となりそうだ。
 
ただ、自民党総裁選で安倍晋三首相の３選が決定したことで、補正予算を含めた今後の経済対策への期待感などから、中期的な株価上昇は継続することになりそうだ。
また、日経平均は先週終値で2万3000円台を回復したが、今週は一度も2万3000円を下回ることなく上昇が加速した。
明日、大きく崩れることなく週を終えることができれば、市場参加者の多くが強気に傾きやすく、来週以降も堅調な地合いが続くと予想する。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(20日現在)
 
23924.47　　ボリンジャー:＋3σ(25日)
23918.71　　ボリンジャー:＋3σ(13週)
23870.99　　ボリンジャー:＋3σ(26週)
 
23674.93　　★日経平均株価20日終値
 
23517.10　　ボリンジャー:＋2σ(25日)
23477.55　　ボリンジャー:＋2σ(13週)
23401.37　　ボリンジャー:＋2σ(26週)
23214.77　　6日移動平均線
23109.72　　ボリンジャー:＋1σ(25日)
23094.67　　新値三本足陰転値
23036.38　　ボリンジャー:＋1σ(13週)
23007.48　　均衡表転換線(日足)
22931.75　　ボリンジャー:＋1σ(26週)
22856.88　　均衡表基準線(日足)
22846.69　　均衡表転換線(週足)
22702.35　　25日移動平均線
 
 
■【信用規制・解除】
 (20日大引け後 発表分)
 
○地域新聞社 <2164>
東証と日証金が21日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
東証は委託保証金率を現行の30％以上→50％以上(うち現金を20％以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30％→50％(うち現金を20％)とする。
 
○夢みつけ隊 <2673>
東証と日証金が21日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
東証は委託保証金率を現行の30％以上→50％以上(うち現金を20％以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30％→50％(うち現金を20％)とする。
 
○エクストリム <6033>
東証が21日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を70％以上［うち現金40％以上］とする)を解除する。
日証金も増担保金徴収措置を解除。