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値下がり優勢、投資家心理の改善
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、投資家心理の改善

 
東証グロース市場は前日の米株式市場でのハイテク株安が重荷だった。もっとも3月期末を前にした配当再投資の思惑などから日経平均株価が大幅高となるなか、新興株市場でも投資家心理の改善を映した買いが入り、上昇に転じる場面もあった。
新規IPO銘柄の売買が引き続き活発で、「グロースでは個人投資家が新しい銘柄を物色して、にぎわっていた」
 
グロースCoreは小高く、グロース250は軟調。東証グロース市場250指数の終値は前日比4.80ポイント(0.65%)安の739.23だった。グロース市場ではQPS研究所やGENDA、ウェルスナビが下落した一方、フリーやライフネット、サンウェルズが上昇した。値上がり銘柄数233、値下がり銘柄数291と、値下がりが優勢だった。
 
東証グロース市場に新規上場したシンカは公開価格(1320円)を26.59%上回る1671円で初値を付け、大引けは1803円だった。東証グロース市場に新規上場したダイブは公開価格(1820円)を77.19%上回る3225円で初値を付け、大引けは3050円だった。
 
 個別ではネットスターズ、アウトルックコンサルティング、GMO TECH、ライフネット生命保険、INFORICHが昨年来高値を更新。エコナビスタ、エスネットワークス、AIAIグループ、スマレジ、アイビスが買われた。
 
 一方、セーフィー、ソレイジア・ファーマ、ドリーム・アーツ、ブルーイノベーション、STGなど6銘柄が昨年来安値を更新。サクシード、サンバイオ、売れるネット広告社、ITbookホールディングス、yutoriが売られた。