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値下がり優勢、新興株に物色向かわず
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、新興株に物色向かわず

 
東証グロース市場は、前日の米ハイテク株高を受けて東証プライム市場の半導体関連銘柄に資金が向かい、新興株は売られた。上場2日目で指数に寄与しないアストロHDに売買が集まったことも引き続き重荷となった。
前日の米国市場で発表された経済統計で米の早期利下げ期待が高まり長期金利が下落。米株市場での半導体関連株上昇を受け、日本の新興株への資金流入が期待されたが、「プライム市場での資金循環にとどまった」ようだ。
グロースCoreは続落。東証グロース市場250指数も続落した。終値は前日比10.64ポイント(1.71%)安の612.53だった。
グロース市場ではQPS研究所やフリーが下落した。一方、レジルやジェイックは上昇した。値上がり銘柄数152、値下がり銘柄数402と、値下がりが優勢だった。
 
 個別ではカラダノート、ジィ・シィ企画、Welby、アスタリスクがストップ高。ジェイックは一時ストップ高と値を飛ばした。レジル、フーバーブレイン、UUUM、ココペリ、ケイファーマなど7銘柄は年初来高値を更新。コンヴァノ、jig.jp、Retty、フレアス、デコルテ・ホールディングスが買われた。
 
 一方、イシン、カウリス、学びエイド、アストロスケールホールディングス、ジェイフロンティアなど23銘柄が年初来安値を更新。売れるネット広告社、QPS研究所、データホライゾン、ステラファーマ、colyが売られた。