兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

値上がり優勢、持ち高整理の買い
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、持ち高整理の買い

 
東証グロース市場は米金利低下から小型株中心に買いが入った。日本時間今晩に5月の米雇用統計の発表を控えて株式相場全体の方向感が乏しかったなか、このところ総じて軟調だったグロース市場の主力銘柄には持ち高整理の買いが優勢だった。指数は大引けにかけて強含んだ。
東証グロース市場250指数は3日ぶりに反発した。終値は前日比9.11ポイント(1.49%)高の621.64だった。東証プライム市場で半導体関連のレーザーテク(6920)が9営業日ぶりに反発したことで個人投資家の心理が持ち直し、グロース銘柄の買い戻しにつながった面もあったようだ。レーザーテクは海外の空売り投資家スコーピオン・キャピタルから不正会計の疑いを投げかけられて急落していた。
 
グロース市場ではライフネット、弁護士COM、アイスペースが上昇した。一方、トライト、BASEは下落した。
 
値上がり銘柄数342、値下がり銘柄数186と、値上がりが優勢だった。
 
個別ではかっこ、ノイルイミューン・バイオテック、ブルーイノベーション、アスタリスク、ジェイックがストップ高。モビルスは一時ストップ高と値を飛ばした。フーバーブレイン、ジィ・シィ企画、i-plug、ケイファーマ、タメニーなど8銘柄は年初来高値を更新。ネットスターズ、クオリプス、シャノン、デジタリフト、海帆が買われた。
 
 一方、イシン<143A>、L is B<145A>、カウリス、情報戦略テクノロジー<、学びエイド<184A>など25銘柄が年初来安値を更新。アストロスケールホールディングス、ステムリム、カラダノート、Veritas In Silico、レジルが売られた。