流れ変わるか、米雇用統計。
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【為替】流れ変わるか、米雇用統計。
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4日の東京外国為替市場は、米ドル円が安値圏で推移した。昨夜の米ドル円は弱気な米経済指標を受け107.00円を明確に下抜けたわけだが、東京時間はその下落を買い戻すような動きがほとんど見られなかった。値動きを見ると、序盤は106.90円台から106.80円台で方向感に欠けたが、中盤ではやや売られ水準を106.70円台まで切り下げた。
そして、現在も水準は変わらず安値圏で冴えない動きが続いている。このような動きの背景には、本日発表が控える米雇用統計が挙げられそうだ。つまり、結果を見極めたいとする様子見ムードの広がりが、米ドル円を低調な動きにさせたというわけだ。
さて、米雇用統計だが、予想を下回った場合の米ドル円の動きにはいつも以上に注意したい。というのも、このところの弱気な米経済指標に対して、米ドル円が過度に下方向に反応している印象を受けるからだ。というわけで、雇用統計が予想を下回った場合は、一目均衡表の雲の下限(106.20円近辺)までの下落は想定しておきたい。
[提供:カネツFX証券株式会社]