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新興国通貨の下落が一服。
【為替】新興国通貨の下落が一服。
[概況]

14日の東京外国為替市場は、ここ数日間大荒れだった新興国通貨の相場環境が、一旦収拾する方向へと向かうこととなった。
まずトルコリラ円は、序盤から中盤にかけ16.00円を挟んだ落ち着いた値動きで、安値を狙うような売り圧力は見られなかった。

そして、欧州勢が参入してくる時間帯に近づくと次第に買戻しの動きが優勢となり、本日の高値17.31円まで上昇している。

次にランド円は、序盤から小幅ながら上昇する展開で、中盤に差し掛かる頃には7.700円台を回復。

欧州時間序盤ではトルコリラ円同様に大幅に上昇する展開で、本日高値7.930円まで買い進められることとなった。

この後は、今回の新興国通貨の下落の端緒となった、米国とトルコの両国間の情勢に注意したい。

仮に両国間の緊張を高める報道が伝わるようであれば、新興国通貨は再び不安定な相場環境となりそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]