兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

反発スタート、円安に振れ買い優勢
【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、円安に振れ買い優勢
【寄り付き概況】

26日の日経平均株価は、前日比63円45銭高の2万2278円77銭と反発してスタート。
前日のNYダウが6日ぶりに反発に転じたほか、外国為替市場では1ドル=109円台半ばまで円安が進行、これが主力輸出株中心に買いを呼び込む格好となっている。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=109円台の半ば(25日終値は1ドル=109円25-26銭)、1ユーロ=133円台の前半(同133円16-20銭)で取引されている。
 
企業の決算発表が本格化するなか神経質な展開も想定されるが、足もとは前日発表された東エレクの好決算見通しなどを背景に半導体関連株などに買いが予想され、全体リスクオンの地合いを後押ししそうだ。
一方、米長期金利の上昇が顕著で、米国経済をはじめ世界景気に与える影響なども意識される段階にある。滞留出来高の多い2万2000円台半ばでは戻り売り圧力も表面化して上値を押さえる可能性もある。
 
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、27業種が高く、値上がり上位に鉱業、保険、海運、電気機器、機械など。
 
個別では、ルネサス、日本電産が値を上げ、東エレクは買い気配スタート。ソニー、キヤノン、トヨタ、ファナックは反発。出光興産が買われ、国際帝石、三菱UFJ、第一生命、ファーストリテも上昇している。
半面、ソフトバンクG、NTTが軟調で、武田は続落。任天堂はさえない。JR東日本は弱含み。新日鉄住、三菱商が小安く、HOYAは反落となっている。

225先物は、メリル・ドイツ・ソジェン・モルスタが買い越し。
野村・みずほ・クレディ・シティ・日興が売り越し。
TOPIX先物は大和・メリル・ソジェン・バークレイズ・野村が買い越し。
みずほ・GS・パリバ・アムロが売り越し。
 
外資系等は、清水建(1803)、エムスリー(2413)、四国化成(4099)、オービック(4684)、東エレ(8035)、スシロー(3563)、Hamee(3134)、FUJI(6134)、ローツェ(6323)、花王(4452)、ユニチャーム(8113)、ピジョン(7956)、ポーラ(4927)、コーセー(4922)、竹内(6432)、オリ(8591)、ハーモニック(6324)、キーエンス(6861)に注目。
 
テクニカル的には、オエノン(2533)、ハウスドゥ(3457)、古野電(6814)、パイロット(7846)、宝印刷(7921)、ミズノ(8022)、岩井コスモ(8707)、京阪神ビ(8818)、やまや(9994)が動兆。